自走式立体駐車場とその種類
自走式立体駐車場は、その名前のとおりにドライバー自身が自動車を自走させて入庫と出庫を行う構造の立体駐車場です。立体駐車場にもさまざまな種類がありますが、よくあるタワー式は都市部などのごく小規模な敷地向けの施設であり、そのような敷地であっても多くの台数の自動車を収容するのに適しています。しかし内部の構造は複雑でかなりの高額となってしまうところがネックです。それに対して自走式立体駐車場であれば、そのような構造は不要であり、単純に上階と下階とをつなぐスロープがあればよいため、構造的にも簡単であり、それだけ価格的な面でも優位に立てるといえます。
平面駐車場よりもせっかく存在している敷地面積を有効活用することができ、しかもタワー式の立体駐車場よりもコストが安くできるといった自走式立体駐車場の特色は、狭い国土の日本ではさらに評価されてもよいはずです。このような自走式立体駐車場にも、さらに分類するとさまざまな種類があります。基本的なパターンは平面駐車場と同じの1階部分と、スロープでさらに駐車できる台数を増やした2階部分からなる1層2段の自走式立体駐車場です。郊外にあってある程度の敷地面積は確保できるものの、駐車できる台数はそれなりに確保しておきたいスーパーマーケットなどの店舗でよく見かけます。
さらに駐車できる台数を増やしたい場合は、2層3段や3層4段といった立体に積み重ねる方法が採用されます。単純に層を増やすのではなく、下階にテナントを入れるスペースを確保したものなどもあります。自走式立体駐車場のことならこちら